いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

蚊帳の外にある幸せの正体 2020/06/07

今日も今日とて、怒涛の引きこもり。これだけ何かをしない日が続くのって本当に久々だし、そろそろ何をしていいのかわからなくなってきた。外出しようにも、絶妙にピリピリした空気の中をわざわざ出向いてまで行きたい場所もないし。変にこのレアな状況をありがたがって楽しもうにも世間が絶妙にコロナと向き合って元通りに戻り始めている状況なので、以前との違いがマスクの着用率と営業時間の短縮くらいしかない。そんな中途半端な空間をウキウキしながら歩くまでの気力もおきない。2年間以上ネトフリ登録しているけれど、今月ほどきっちり利用しているシーズンって金輪際ないかもしれない。そのくらいガッツリネトフリを利用している。なにもしていなさすぎて不安な日々が続くけど、他の同じ境遇の人はなにしてるんだろう。自分よりは前に進んでいるのだろうな。

今一番身体が欲しているもの第一位となっているものに気がつけた。肩甲骨剥がしだ。特に有益なことをしていないけれどパソコンには向かっているので、姿勢も悪くなってしまうし、肩甲骨がすっかり丸まってしまっているのが体感できる。たまに肩をぐるぐる回すと鳴ってはいけないような音がバキバキと肩からなるのが逆に楽しくなるレベルで身体がガチガチ。今まで肩甲骨を剥がしてもらった人の話を聞く機会が幾度もあったが全員が全員満足していたので、自分も早く肩甲骨を剥がされたことのある人間になってみたい。

今、歌舞伎町がヤバいことになっているらしい。スカウト会社の若者がヤクザをバッドで襲撃したらしく、その仕返しにそのスカウト会社の人間を虱潰しに街中で捜索し、締め上げているようだ。ターゲットは新宿を歩くハイブランドを着ている若者。人海戦術でどんどん声をかけられて囲まれるらしい。IWGPとかデュラララ!とか、ウシジマくんとか新宿スワンみたいな、表社会と裏社会がゴタゴタするような捜索ストーリーが大好物な人間からしたらもっと現場の情報を知りたくなってしまう。

こういう事件が起きるたびに、自分がいかに物騒な事件に野次馬意識で関われるだけの安全な場所にいるのか再確認できる。スカウトの当事者なんか気が気じゃないだろうしね。完全に対岸の火事で、根も葉もないような噂の真偽を気にしながら、ある人にとっては人生が終わるかもしれないような一大事件とエンタメ感覚で向き合えるのはある意味幸せであるはず。生まれた瞬間からその業界の当事者になる以外の選択肢がない人もいるわけだし。この考え方の本質って、事故現場に立ち会ったときに足を止めてカメラを向けてしまう人のそれと大差ないのだけど、やっぱ一番受け身で受け取れる非日常としてはこういう外部の事件の野次馬が手っ取り早いんだろう。

海外コメディドラマをずっとみているせいか、少しだけ自分のリアクションがそっちの方向に引っ張られてオーバーリアクションになっているのを感じた。身振り手振りと感嘆符の使用量が増えた。下手したら面接でもこれを引きずってしまうかもしれないと考えると少し恐ろしいが、逆にそのくらいのほうがウケがいいのかもしれない。自己PRでアメリカンジョークでも織り交ぜて事故PRにしてやろうかな、絶対しないけど。