いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

勘違いブスのメカニズム

みなさんの周りに、「勘違いブス」は生息しているだろうか?思い当たる人がパッと思い当たる人いるだろうし、そうでない人もいるかもしれないし、おそらく大多数の人が「それはお前のことだろう」と声を上げているであろうが、この記事で取り上げる「勘違いブス」についてここで説明させてほしい。

※この記事では基本的に”女性”の勘違いブスについて解説する。男性はデフォルトで勘違いして生きている生き物なので、全員が全員もれなく勘違いブスであると判断していただいて構わない。

 

 ・勘違いブスとは?

→自らの容姿を客観視できずに、自分の市場価値を実際よりも高く見積もっているような人のこと。

自分のことを女性の上位層の一員であると勘違いしてしまっているために、表情一つ変えずに自分の近くにいる恋愛対象外の異性のことをズケズケと中傷し、そのコミュニティ内でマウントを取っていく傾向がある。

他者を下げることで自分の評価を相乗的に上げていこうとする傾向があるので、基本的に口が悪いor性根が曲がってしまっているのが特徴。

それに対しての自覚はあるが、あろうことかそれを「ユーモアがある」と誤解しているためにその特性を誇らしく思っているような立ち振舞をすることも多く見られる。

類似語として、「サバサバ系女子」「男勝りな女」「中身オッサン」なども挙げられる。

 

とこのような具合だ。自分自身の自己紹介ではない。

見に覚えがあるような人、近くに一人はいるのではないだろうか?

自分はこのような「勘違いブス」が苦手で苦手でしょうがなく、できれば一生関わりを持ちたくないレベルなのだが、最近になってある事実に気がついた。

この勘違いブス、生み出しているのは実は自分のような勘違いブスを忌み嫌うような男連中であった。ということだ。

根本として勘違いブスは恋愛市場において売れ残った女性達のひねくれた成れの果てであり、その背景には自身を正当に評価してくれないという挫折が背景に存在するのでそれは当然のことであるのだが、稚拙な自分は異性との関わりが持てない分、自分が正当に評価される機会を得ずに成長してしまっただけであると考えていた。

そんな自分にとっては今回の気付きはブログに書き起こすくらいの衝撃であったのだ。

 

というわけで自分からみた勘違いブスが生まれていくメカニズムについて、説明させていただきたい。自分が冒頭で定義した勘違いブスは、大きく分けて2つのパターンに分けられる。

 

1,虎の威を借る狐型

2,取らぬ狸の皮算用

 

の2パターンだ。

このパターンの分類のポイントとしては、勘違いブス予備軍であった当事者が、”どういう経緯でハリボテの自信を手に入れたか”この一点がキモとなる。

その観点から分類した、勘違いブスカテゴライズを順々に紹介していく。

 

1,虎の威を借る狐型

 

こちらのパターンの勘違いブスを一言で表すなら、「美人の友人と行動を共にすることによって、 その恩恵を受け続けることにより、自意識が肥大化してしまったタイプの勘違いブス」である。

こちらのタイプの勘違いブスは、「美人の友人を手に入れる」ための容姿以外の能力が比較的秀でていることが多く、同性からの人望も比較的厚い。そのためコミュニティ内の上位層にちゃっかりと存在していることも珍しいことではない。それ故に異性との交流する機会も多く与えられていている。だが実際の恋愛市場では勘違いブス本人に異性からのアプローチがかかることは皆無であり、美人の友人のメンターのような扱いをされ、それを自認しつつも、その役回りが現状の自分の最高値であるのも同時に周知しているためにその役割を進んで引き受ける日々。

なお、自身のインスタには頻繁にその友人を登場させたがるが、肝心の友人のインスタなどにはパンケーキなどの見切れ程度での出演が関の山であり、たまに登場したと思ったらかなり引き目での集合写真か、原型がわからないくらいにデフォルトで加工されたプリクラなどでの登場であることも一つの特徴として挙げられる。

このタイプのブスが勘違いブスへと昇華される要因として、美人の友人、というポジションの特性上友人の恋愛相談に乗ることが多い。という背景もある。友人越しに聞いた男友達のクズ男エピソード、ダメ男エピソードをヒアリングしているせいか自身の経験値以上に恋愛観だけが発達してしまっているパターンが多く、それゆえに自身のステータスでは経験できないような体験を友人の実体験の伝聞により自分の経験値にしてしまい、恋愛経験値を蓄積した気分になり、コミュニティ内でマウントを取り出して、勘違いブスへと変化していくのだ。

自身の恋愛に関しては、自分への需要がないことに目をつぶり「いい人がいない」「イケメンが苦手」「今はそういうのはいい」とか耳障りのよいワードを多用して、自分を恋愛という市場から除外することで平静を保っているのが常である。

また、次点の要因として、美人と行動を常時共にしているためにナンパなどにセットで遭遇することが多い。という面も忘れてはいけないポイントだろう。勘違いブスが得意げに「昨日ナンパされちゃって〜」などと語りだした場合は大体が複数人でいるときの話だ。それを勘違いブスは自身がナンパされた回数、に平気でカウントしだす。

そもそもナンパ、というもの第一印象が全てを決めるものだ。いくら隣にいる美人のみがターゲットであろうと隣にいる勘違いブスをないがしろにしては成功率は右肩下がり。必然的に勘違いブスも相手にしなくてはいけなくなる。というのもあるが、実はナンパ師は巧妙であって、その場合は勘違いブスの方から積極的にアプローチしていくのが常套手段であったりするらしい。

美人は美人であるがゆえにナンパなどに遭遇する機会も常人と比較してもかなり多いものであるため、そういうときの対処法をしっかり心得ている。相手にしない。それが一番効果的であることを知っているため迷わずそれを実践できるのだが、勘違いブスはそうではない。普段はされない初対面の異性からのアプローチ、動揺とともにスキが生まれてしまいふと足を止めてしまう。その一瞬こそ命取りであり、あれよあれよと連絡先交換や飲み会に応じてしまう。

そのため、勘違いブスは美人と関係を持つための必要条件的な要因でアプローチされていくのだが、勘違いブスは勘違い故にそのアプローチを本気の自身へのアプローチとしてカウントしてしまうために「自分は恋愛市場での価値を持ち合わせている存在である!」と誤認識してしまい、それに加えて「本来自分にアプローチしていたはずの相手」が平然と自分を踏み台にして自分の友人にガンガン向かっていってしまうので異性への信用もドンドンと持てなくなっていき、勘違い思考に拍車がかかり、サバサバと異性をdisり続けるマシーンが完成してしまうのだ。

 

 

2,取らぬ狸の皮算用

 

こちらを一言で表すなら「マッチングアプリなどで性的弱者からの藁にもすがるような思いでのアプローチを餌に、自意識がドンドンと肥大化してしまった勘違いブス」である。こちらのタイプはオフラインでのコミュニティでは異性から相手にされることがなく、かといってそれ以外のコミュニティを自身で作る努力もしていないような、内気なブスが陥りやすいタイプで、橋本環奈にはどう頑張っても勝てないが20年来に一度程度の会心の出来の自身の奇跡の1枚を武器に、マッチングアプリの世界に生きていく。

だが実際、このタイプに群がっている異性は恋愛市場における「売れ残り」と呼ばれるようなものばかりで、40代独身から、女性経験が皆無の男性、収入などは安定しているが常識がない。など性的弱者と呼ばれるような非モテ男性ばかりが、文字通り最後の希望にすがる気持ちで月額4000円程度の課金を行い、その金額のもとを取ろうと下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、的思考でアプローチしている現状であり、リアルでそんなものからアプローチされようものなら全く相手にしないようなものばかりなのに、それらも有象無象、数が揃えば立派な承認欲求を満たす処方箋に早変わり。ペッパーくん並のコミュニケーション能力しか持たないような男性の相手をしてやることにことによる、見せかけのモテ女化。さぞかし気持ちの良いことだろう。だが実際にオフラインで会いましょう!と提案されると唯一にして絶対の武器、奇跡の一枚の効力が削がれてしまうのでそこから脱却することは一生ない。仮に勇気を出して直接出会えたしても、写真と本体のギャップに唖然とされ、予定より短い時間でデートを切り上げられるのが関の山であろう。

こうして自分に都合のよい屁理屈。「自分は決してモテないわけではない。”出会いがない”だけだ」という言い訳をもとにオンライン上で肥大化した自意識をさらけ出すことを生業としている。

こうした勘違いブスは、リアルのコミュニティと同様に異性から全く相手にされない仕打ちをオンライン上でも受けてしまえばそれで勘違いもなく、自身の価値通りの人生を過ごしてこれたはずなのに、男性過多のマッチングアプリ市場の「入れ食い」状態を一度経験してしまったらもうそこから逃れられるわけがないのだ。

だが、この勘違いの素になっている「入れ食い」状態を作っているのは紛れもなく「女性」というアイコンに過剰に反応していいね!を押してしまっている性的弱者の男性会員の群れである。イワシの群れのような彼らがいなければこの自意識の歪みはおこらなかった。と考えるとある意味彼女らは被害者側であるのかもしれない。

 

まとめ

 

いかがだっただろうか、途中で要所要所にフォロー入れているのののこんなことをつらつらと書き込める自分の性根の腐り具合を再認識させられて、ある意味書いていてかなり疲れた。この記事を見て、「自分は勘違いブスなのかもしれない…」と自覚し始めた方、男性陣の身勝手な事情により意図せずに勘違いを重ね、悲惨なことに勘違いブスへと成り下がっていってしまった女子達には目を向けられないが、人生の要所要所で訪れる、自身の取り巻くコミュニティが変化するタイミングで、その勘違いを正すことは不可能ではないので、暇な時間があれば再度自分と向き合ってみてほしい。

以上、正真正銘のさいたまが生み出した真性のブス、さのからでした。どんなことがあろうと、常にさのという存在は最下層に存在しているのでどんなことがあろうとさのを踏み台に強く生きることをオススメします。