いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

人事と客引きメイドのジレンマ 2020/06/04

木曜日、毎回二度寝して毎回寝坊してる。金曜日の予定に憂鬱すぎて全体的に前を見たくないのだろうな。15分の寝坊が、そのまま15分きっかりの過失で済むのはオンラインの恩恵であることを再認識。通常の生活だったら、この15分の過失がどんどん増大していって結果的に45分くらいの遅刻になってしまうから。

人参の成長に疑いを持ってしまった昨日の謝罪も兼ねて、水に浸していた状態から待遇を改善。小さいがちゃんとした鉢植えに植え替えの作業を行った。祖母がしゃしゃり出てきて、ほとんどの作業に口を出してきたが、しっかり植え替えは済んだ。どこまで伸びるのか、果たして人参はできるのか、ゴールも何も見えてないがせめて植え替えにかかった手間の分くらいはしっかり成長して自分の気持ちを前向きにするキッカケとして機能して欲しい。自分の部屋で一番成長意欲のある物体ことニンジン。応援している。あと、どうせ土をいじるなら一緒に多肉植物も植え替えてやろうかと思ったが、なんの気なしに匂いを嗅いでみたらなんとも言えない臭さが漂っていて、少し萎えたので放置。すまん。またの機会に。

講義のなかの課題で、初対面の人とグループワークを行うことに。ワーク自体は用意されていた時間の半分くらいで終了してしまい、雑談で時間を潰していたが、この雑談がひどかった。zoomはたしかに双方向コミュニケーションツールとしては優れているが、やはり、複数人で会話しようとするとどうしても聞こえづらいところがある。そのため電話と同じで一人が喋っていたら、そのターンが終わるまで待たないといけないので、店会話のテンポに遅延が生じる。この遅延に煩わしさを感じながら雑談をしていたのだが、話したがりの人間の話がヤマもオチもないのに回線の使用時間だけ長くてどうにも参ってしまった。

「サウナのテレビで金曜ロードショーが流れていて、内容が気になって見ていたのだがサウナにずっと入ってられないから最後までみても全然ストーリーが入ってこない。」

という話を1分半くらいマイクを独占されて話されてしまい、こちらはどうも出来なかった。本人の笑いどころとしては「映画の内容が気になるのに、映画に集中できないジレンマ」のようなところだったのだが、自分を含めた聞き手3人ともどうにもピンときていないようでうまく拾えなかった。自分の対応力を磨く機会であったのにキレイにスルーしてしまったのが悲しい。

テスト勉強みたいな感覚で明日面接を受ける企業のサイトを眺めるたびに、就活に対する不満みたいなものが募ってくるように思えて、就活自体に集中できない。自分が人事だったら入ってもいない会社のことをべた褒めしてくるような人間、気味悪く感じてしまうのだけど、そんなことないのだろうか。本当は人事側も就活生のおべっかを聞きながら自分が就活に感じているような憂鬱を感じているのかもしれない。だれも得をする人がいない負のスパイラルなのかもしれない。まぁあちらは金もらってやってる分割り切れてはいるのだろうけど、こちらは下手すれば金を払ってまでやってることって考えるとどうも割りに合わない。

 

同じようなことが、アキバの街でも起きているような気がする。友人からのつて聞きだがアキバのメイドロードに工事現場のカラーコーンのように等間隔で並んでいた客引きのメイドたちが、自粛を辞めてまた常設されるようになったらしい。

あのメイドたちもいかにも金なんか持ってなさそうな、服だって最後にいつ洗濯したのかわからないような、小汚いオタクくんたちが将来の顧客になるような一抹の希望を胸に必死に客引きを行っている。

しかし、張本人であるオタクくんたちはだいたい行き先が決まった状態その道を歩いているわけであって、その道沿いにある場所というのは、客引きが進めてくるジャンルのお店であることが常だ。だから客引きのアプローチとしてはターゲットとして間違ってはいないのだが、その目的地への行く先を阻む客引きなんていくらコスプレをしていようがなんだろうが邪魔なものは邪魔なのである。

お互いがお互いに必要としているが、どちらも互いの存在にウンザリしている。両者ともにマイナスの感情がにじみ出てるアキバの空間と、就活現場の茶番が重なってきているように思える。片方が金で割り切ってる部分とかも含めて。

 

さて、進めるべきことはたくさんあるが、イマイチ進める気にもなれず犬の散歩へ。外の暑さに参ってしまっているようで、素早くトイレを済ませて、すぐに帰路につこうとする犬のずる賢さを感じた。普段から犬がウンチをするくらいに歩いてから帰る。ということを繰り返していたから犬の中で「ウンチをしたら帰れる」といったような思考が染み付いてしまったのだろう。賢いんだけど…その賢さはあまり喜べないかも。

ネトフリで刃牙の新シーズンが始まった!さっそくチェックしなくては!と思ってページを開いてみたら前のシーズンを途中で観るのをやめていた。勝手に最後まで見た気分になっていたのなんでだろう。ケンガンアシュラとごっちゃになってたのかな。とりあえず追いつくために視聴。体術を極めた人間がありえない強さで格闘していく様はあまりにぶっ飛びすぎててシリアスなシーンでも笑ってしまうが目が離せなくなってしまう。ただ、登場人物の思考がぶっ飛びすぎててなにひとつ理解できないので、物語には没入できていないまま、格闘大会の観客のような気分で遠巻きに眺めているイメージ。でもこれで正しいのかも。なんだかモヤモヤしながらダラダラ生きている人間が、最強を目指すファイターや、極悪非道の犯罪者に共感しだしたらそれはそれで終わりな気もするし。ということでオワリ。

 

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