いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

酒瓶に生ける花を買う 2020/05/09

久々に感じる、ズンとした身体の重み。完全に二日酔いだ。毎日つけてる飲酒量のメモリからしてもそんなにいつもよりも多く飲んだ自覚はなかったのに、布団から起きるのを30分くらいためらうほどには、身体としてはダメージを食らっていたようだった。酒の回り具合はメンタルに強く影響すると思っていて、現状に余裕があったり、友人と楽しい時間を過ごしているときにはどんなに酒を飲もうともその反動を無視できるのに、いざ自分が脆くなるような状況、例えば失恋だったり、口論だったり、将来への不安だったり、そういうものをごまかすために飲むと本当にすぐに回ってきてしまう。酒が好きな身分として、そういう不安をすべて感じずに、酒に嫌悪感や背徳感を抱かずに生活したいな。過剰なポジティブ。自分を騙そ!

昨日両親とあれだけ口論したぶん、自分の姿勢を見せないといけないと感じて今更、今更SPIの教材を購入する。こんなのだれがどう見てもタイミングとして遅すぎるし、問題の傾向はわかれば、あとは慣れだから問題集なぞ必要ないとは思うが、就活に向き合う姿勢の現れとして、1400円を教本に変えた。売り場も売り場で、もう題名には「22.ver」の文字が入っている教本が8割を占めていた。21卒が今から用意するの??と、世間から責められてるような気分になったがあながち間違いじゃないだろう。レジのパートさんが自分の小学校からの同級生の母親で、全力で気が付かないふりをした。二年遅れの行動を知人の母親に見られたくなかった。上半期一番の恥で会ったと思う。

昨日空けた酒瓶に生ける花を買いに花屋へ向かった。時期が時期だからかカーネーションを買う人らで賑わっていてとても入りづらかった。個人経営の花屋の小ささが原因かもしれないと考え、少し足を伸ばして近所のホームセンターにも向かった。全く同じ状況に加え、緊急事態宣言下とは思えないぐらいにガーデニングコーナーが賑わっていて、思わず目を疑ってしまった。すぐに引き返し、個人経営の花屋へ。花なんてめったに買わないから良し悪しなんかもぜんぜんわからないが、生花が飾られてるコーナーを眺めて一番しっくり来た紫のようなピンクのような花を一輪買うことにした。ついでに全く予定にはなかったが、あつ森のDIYで作れそうな多肉植物のミニバケツが売っていたのでそれも一緒に買うことにした。花に関する知識が皆無であったため、自分が買いたい花の名前もわからず「あそこの赤い花の下の、紫の花を一輪ください」といかにも不慣れな顧客のようなオーダーをしてしまったためか、店主さんから他の男性客のようにカーネーションを買いに来た人と同じカテゴライズに分類されてしまい、「この花はキクですけど、大丈夫ですか?」と聞かれてしまった。ああそうか、自分が買おうとしてる花はキクだったのかと納得しながら初めて自分用の花を買うことができた。

今までレモンサワーのリキュールが入っていた瓶を洗って、水を溜めて花を生けた。少し控えめではあるように思えるが、そこがまた儚さを感じて良い。一番日当たりの良い窓際においてやった。多肉植物はそのまま机の横においてある。なにもしなくても部屋が映えて良いが、これの水やりはどのくらい行えばいいのか。前にサボテンに水を上げすぎてダメにしている経験があるので、慎重に取り扱っていこうと思って未だに手つかずでいる。

3時ごろに妹が作ったパサパサの焼きうどんを食べて、就活の諸々に取り掛かっていたら一気に眠気が来て少し眠る。気がついたら5時。ここまで何もしていないのに、時計がこんなに進んでいるのがショックだった。ヤケクソで風呂を掃除して、筋トレを済ませ、風呂に入った。今日も夜は雨が降るようで、網戸で換気をしていた部屋が肌寒く感じた。

知らない大学生のブログを読んだ。自分のブログくらいの分量なのだけど、綺麗事しか喋っていなくて読んでて少し寒気がした。自分のブログにも通ずるような、考えを文章に落とす段階で、他人の目を気にして、結果少し格好つけたいけ好かない文の集合体となっている様子が鼻についた。主観と客観と事実のバランス。ますますわからなくなっていく。鼻についたが少し気になってきたので、読者登録はしておく。

夕飯を見ながらテレビを見ていたら浅田真央が出演していた。「このコロナの時期に皆さんを元気づけるために何ができるか自分なりに考えて見た結果、塗り絵を仕上げてみることにしました。一緒に乗り越えましょう。」みたいなこと言ってて思わず「は?」と声に出してしまった。これが面接だったら絶対面接官から度詰めされるだろうな。とか就活生の立場であるがゆえに考えてしまう。「コロナウイルスが流行するなか、自らの経験を活かしてあなたは世間にどういったものを与えられますか?」の質問に対してスケート選手が「塗り絵です。」なんて答えて許される世界があるのだろうか。ある。オリンピックでメダルをとればいいんだ。そういうロジックから開放されるには圧倒的な結果を残せばいいんだ。ロジックから開放されたすぎる…。自分が結局惨めになって終わるだけの屁理屈。そういうものの集合体の自分。夕食後にESを書き進めるかなやんだが、今日はもう諦めてリバーデイルを3話進めた。シーズン1がすごく続きが気になるラストだったので、あれをリアルタイムで見ていたらたまらなくもどかしかっただろうな。シェリルがベティの母が一番ぶっ飛んでて何か行動するたびに笑ってしまう。

外出を自粛してからTwitterを見て声を出して笑う回数が格段に増えている。あちらがわの面白さが向上している訳ではない。こちら側の生活が格段につまらなくなっているだけだ。日常の些細なおもしろを早く世間から回収したい機運が高まる。外出を自粛しているのがキツいわけではない。Twitterで声を出して笑っている自分の現状が情けないだけだ。どうにかしたい。

f:id:rokuro332:20200510002730j:plain