いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

試してガッテンへの先入観 2020/05/04

起きたら10時だった。自分の体内時計を過信している節があったので、なんもしなくても9時代には目が覚めるだろう、と高を括っていたらこの有様。自分を恥じた。さすがに10時までしっかり眠った分、布団での硬直時間はいつもよりも短くて済んだ。いや違うかもしれない。昨日少し夜ふかしした分TLの更新量が少なくてスマホをいじる時間が少なくて済んだだけかも。そんなことはどっちでも良いのだけど。

自分は飽きっぽい性格なので、何かにハマっている状態を維持するにはその事柄に関する新しい刺激を摂取し続けないといけないのだけれども、外出の自粛と様々なイベントの延期やらなんやらでいろんな人間関係が停滞していることもあり、今まで関心持ってきた事柄の関心も少しずつ薄れているのを実感している。

最近薄まってきているのは「モテない男性の処世術」「非モテから見た世界」の二項目。本当にその意地の悪い仮想敵とされている恋愛市場にはびこるあくどい女性は存在しているのか、存在していたとしても、その人らが自分らに関心を向けることはあるのだろうか?ないのならないで自分の世界に鑑賞してこない、フィクションと同じものである。そんなものに激昂してもアニメキャラの性格にブチギレている最果てのアニメオタクと同じ穴の狢である。時間の無駄じゃん。となっている現在。世界が終わるにつれて、自分のメンタルに溜まっていた、溜めていてもしょうがない膿のようなものが反比例的に吐き出されている気がする。

あつ森を必要最低限行う。化石を8つも鑑定にだしても新しい化石は見つからない。そろそろ潮時なのか。ソシャゲはいつでもやめてもいいやくらいの軽い気持ちでやっているのだけど、あつ森はだんだんと自分の中で義務感が芽生え始めている。

いまや社会現象にもなりつつあるくらいに流行っていて、普段ゲームなんてツムツムくらいしかやってない、むしろツムツムも知らなそうな人もちゃっかりSwitchを掘り出したりしてあつ森に興じて、自分の島を様子を細かくSNSに投稿したりしている。美術館なんかは驚くことにあつ森ユーザーに向けたプロモーションなんかを始めだしたし、自分がバイトしてる会社のグループのアパレルショップも、自分らのブランドのデザインを配布し始めたりしている。

利益を出してもだれも文句は言わないのではないか、くらいのサービスを法人側が提供しているのも怖いが、実在するブランドがゲームに自然と介入してくると現実とフィクションが以前よりもねじれて混ざっているような感覚になってきて恐ろしい。ソードアート・オンラインとか、サマーウォーズとか、そこらへんの「ゲームが過剰に流行してしまい、リアルが吸収されかけてる世界」もそう遠くはないのではないかと思えてしまう。そうなっても自分はクリエイティブのセンスなんぞ欠片もないので初期アバターのモデルカラーをいじった程度の没個性で生まれてしまうのだろう。ネットに侵食されたとしても、自分に日の当たる機会は訪れないと思う。

一番締め切りの近いESを片付ける。話を盛る、嘘をつくのにも流石に慣れた。悩む時間が減っているのは志望度が低いからイマイチ完成度にこだわらなくなったためなのか、それともESを仕上げるスキルが成長したのか。どちらにせよ良い変化ではないことは確か。一つのESが半分以下の時間で終わってしまったためもう一つも仕上げた。本当に生きたくない企業の志望動機を書いた。思っていることと逆の事柄を書き連ね、「世界規模」「成長」など、ブラック企業のPRメールに使用されているワードで飾り付けて応募フォームに突っ込んでおいた。TODOリストの項目が減った安心感と心地よさだけが残った。

書類の郵送のついでにスーパーに買い出しを頼まれる。昼食の豚こま切れ肉は早急に必要だったらしい。それを買いつつ、コロナと戦う主婦たちのトレンド食品のチェック。ホットケーキミックスは聞いてたけれど、小麦粉も枯渇しててこれまたびっくり。あとはなぜか炭酸水のコーナーも8割方買い散らかされていた。炭酸がコロナをぶっ潰すみたいなのを試してガッテンでやってたのかな。試してガッテン、多分デマも流してないし誰も騙してないはずなのに勝手に自分の中で、ちょっと頭の弱い人を動かす影響力のある変な番組の筆頭のようなイメージがあるのなぜなんだろうな。

買い物を済ませて、昼食を済ませてからは本当にノンストレスで過ごせていた。橋にも棒にもかからないようなゲーム動画を流しながら、机の周りを片付けたり、ずっと放っておいた足元の古雑誌の類を縛ったりした。最上もがさんが表紙を担当したヤングマガジンを縛っている様子をたまたま見かけた祖母が過剰に照れてしまってて、こっちまで恥ずかしくなってしまった。やりとりが中学生。

橋本愛がまたインスタでライブしてくれた!自炊配信で、ブリの照焼と味噌汁と蒸し野菜を作るらしい。沢山の「リトル・フォレストじゃん!」のコメントを見たが、なんとなく嫌だった。自分の好きなものを好きな人達を好きになれない経験が自分には多すぎている。少しモヤモヤしながら、スマホを片手に腹筋を。スマホを床において背筋と腕立て伏せを行った。本気で肉体改造を志している人からしたらこんなのやったうちに入らないとは思うが、大学を二年も留年するような人間が5年ぶりに体を動かしているのだ。多めに見てもらってもいいはずだ。このまま筋肉痛を感じながらインスタライブを視聴し続けるのも魅力的だったが、風呂を済ませた。

時間が余って、気持ちにも余裕ができていると酒が飲みたくなる。スーパーで専用タンブラーと一緒に販売されていたこだわり酒場のレモンサワーのリキュールと、炭酸水でレモンサワーを作った。味覚と肝臓がぶっ壊れている人間がアホみたいな料理を食べるだけの動画を見ながら、今日一番空っぽになって酒を飲む。3杯近く飲んだところで炭酸水500mlが空になったので、追加するかどうか迷ったがやめた。二週間前から瓶の側面に酒の減り具合をマッキーで記録するようにしている。この黒線でしっかり印をつけることで、惰性でずっと飲み続ける飲酒に区切りをつけられるからだ。線を引いた瞬間に、自分の中で飲酒のスイッチが切れる気がして、良い。深酒を減らせそう。

ほろ酔いで何度目かわからない最高の離婚を見る。あのドラマは本当にズルい。濱崎さんを好きになってしまう要素を散々見せた後に、あの人の不器用さから生まれる残酷な仕打ちを緩急をつけて見せてくる。何回見てもしっかり感情が動かされてしまう。また一話ずつ見る。そしてまたFODを解約するんだ。絶対。