いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

速歩きの役得 2020/09/13

朝、ひっきりなしに続く工事も日曜は休み。眠れるはずの日に眠れないもどかしさから、なかなか布団から出る決心がつかない。冷房をガンガンに効かせた部屋で布団にくるまって寝る。これをずっと繰り返したい。

結局何回もスヌーズを繰り返し時間ギリギリに家を出た。半袖にダボパンツ。流石に朝方は少し肌寒い。そろそろ秋服の季節なのかな、なんて考えて自転車を漕いでいたら、駅につく頃には少し汗ばんでいた。まだまだじんわりとした夏。時間に余裕がないときに限って電車が遅延。5分ほど余分に電車を待って、ようやく到着した電車で座席に座ろうとしたら、座ろうとした座席を狙っているお婆さんと鉢合わせ、椅子取りゲームになりかけた。流石に30分程度の座席のために罪悪感を感じたくはないので老婆に座席を譲る。ネトフリでアニメをみているが、電車の中だと集中できない。窓の外を眺めて10分くらい目を休めた。この景色をかれこれ10年ずっと眺めている。

新宿駅で発生したトラブルにより、新木場まで行く予定だった電車が池袋終点に。埼京線に詰め込まれて射た埼玉県民が一斉に池袋に放り出された。こんな状況になると必然的に都内の中域に向かおうとする人間は山手線を利用するしかないのだが、乗り換え口に移動する人間が一斉に移動する光景に圧倒された。この埼玉県民の民族大移動、内側にいてもあまりにも異様な光景であるように感じられてしまい、別段悪いことをしていないにも関わらず、一刻も早くこの集団から抜け出したくなってしまい、いつもよりも歩幅を広く取って歩いた。

バイト。後輩たちの間で団結力が生まれてるっぽくて、そこから阻害されるとすこしやりにくい。長くいすぎた弊害か。時代の流れを感じた。マスク、蒸し暑い。これしか考えられない。なにもしていないのにやっている感を出すのもそろそろ限界だろう。10時間しっかり疲れて退勤。

帰り道。道玄坂を速歩きで下るたびに、他の人よりも生き急いでいる感覚になれる。勝手な話だけど、少し気持ちいい。花魁バーのキャッチを振り払う快感と、酔いどれの若者をグングン追い抜いていくゴーイングマイウェイ感。BPMの高めな音楽でスンスン歩くにはうってつけである道玄坂の汚さ。脂っこいものと同様で30後半まででこの街は食傷気味になってしまうのだろうな。

渋谷で食べたいものがなかったので、地元のつけ麺屋へ。テーブル席を2つ占領して9人の団体で二次会を行う団体が。仮にもラーメン屋の店舗でそれをやるなよ…場違いやろ。と感じられたが、そこの空気感を気にせずに生きてる人からしたらおせっかいにも程があるんだろうな。見てられない。

退店し、最寄りへ。雨。小雨とは呼べない程度の雨。雨なんか降ってないぞという顔をして自転車を漕いだ。誰に対する見栄?自分に対しての見栄。雨の中を傘もささずに歩くカップル。どこから歩いているのかは知らないが、女を雨で濡らすなよ。と言いたくなった。自分だったら絶対やらないことを平然とやりのける人が多すぎる。大事にしてやれ。駅前でたまに行く床屋のバイトくんのプライベートに遭遇。あっちは覚えてないだろうけどこっちは一発でわかった。ちゃんと若者していてなにより。変な親心が芽生えかけた。

一日をフルに使うと、12時を回る前に疲れ果ててしまう。今日あったことを箇条書きして、明日の自分に肉付けを頼んで眠る。そのバトンはしっかりと14日の10時の自分が受け取った。受け取れました!今日も一日頑張りましょう。