いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

現代版零戦は流行らない。 2020/07/16

中途半端な時間に少し寝落ちしてしまった分、4時前まで眠れなかった。3~4時帯恒例の朝チュンを聞きながらの仮眠。8時半に起きた時点では不思議と疲れを感じることもなく講義を受講することができた。

どんどん対面の説明会が増加してきて、自然と交通費がかさむ生活。6.7月の出費をまとめたら8割が交通費であると思う。そのくらい交通費の割合が多い。残りの二割はジャスミン茶と発泡酒。いやー、ハリがない。

文句を言いながら今日もこうして就職活動。いつも15時くらいに更新されていた都内の感染者数が今日に限ってはなぜか12時前には公表されていた。280人って言われてももう驚くのにも疲れた。学生は普通に電車で通学するし、車内には座席に収まりきらない人が溢れてる。みんながみんな、マスクをしていることを覗いてはほとんど日常の光景のように思えた。

移動中にイッセイミヤケの販売職内定が全て取り消しになるニュースを知る。自分が当事者だったらもうやっていけないだろうな。4月に内定もらって、この3ヶ月難化していく就活を他人事のように眺めていた身分からしたら、もう地獄そのものであろう。そのもらっていた内定だって、ただ単に拾ったものではなく相当の努力の末勝ち取ったものなのだからなおさら。集団告訴する、みたいな話も出てるけどまぁ気持ちもわかる。最終手段として、元内定者から自殺者でも出せば一発で形成逆転できると思うんだけども、まぁそんなこと提案できるわけもないよな。現代版零戦は流行らない。なんとか落とし所が見つかりますように。

7月中旬のわりには太陽が隠れていて、就活フルチューンナップ姿で移動しても暑さを感じないくらいには快適な気候ではあったが、流石に15分もスーツで歩くと額に汗を浮かべてしまう。説明会会場で待ち構えていた社員の方に検温を実施された際に、汗まみれの額を見せることになってしまい少し恥ずかしい思いをした。今日受けた企業は普段見ない業界であったが、朗らかな人事と、正直な業界説明でかなり好感を持てた。仕事内容はかなりキツいものではあるが、その分のリターンも申し分ないものであるように思えたので、志望度は上がった。

2社の会社説明を1日にまとめた弊害として、1社目の立地の悪さを考慮していなかったためかなり急ぎ足での移動。これ以上に暑くなったときにマスクを貫き通せるのか不安になったものの、なんとか余裕を持って会場に到着できたが、この説明会がひどかった。リアル会場での説明会というからわざわざ交通費まで出して足を運んだのに、実施されたことは担当人事がオンライン説明会の動画をスクリーンに流すだけのもの。1時間のカリキュラムも20分で終わらせて、はい、質問はありますか?などと言いのけられてしまい、あまりにも適当すぎたので固まってしまった。質問しようにも、給与の面などがぼやかされた状態で、質問を遮るように%で答えられてはぐらかされる始末。あれだけ人を馬鹿にした人事に出会ったのは初めてだったかもしれない。不信感とか、ミスマッチとか、そういうものを感じたことは多々あったけれど、あれは明確に不快であった。

せっかく外出したのに、その内容がコテコテの就活生で参っている。もらったペットボトル飲料の数だけ自分が身体を動かしたことを実感。今日自分が一緒に説明を受けた就活生たちの質を見てゲンナリ。こんなに覇気というか、活発性の感じられない人間が育つのかと驚くくらいの抜け殻感。自分はここに馴染むしかないのか、あるいはもう他人からみたら既に自分はそこの住人であるのか。真偽は定かではないが、絶対にあそこに馴染まない。さっさと就活を終わらせることなんかかなわない。自分を妥協せずにひたむきに会社を探し続けないと。絶対に腐らない。諦めない。