いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

デカダンスべた褒めとジャガイモの愚痴 2020/07/14

先週から気がついたオンデマンド講義の後回しとかいうライフハック。そのおかげで平日でも11時まで睡眠できてしっかり元気。過剰なくらいには元気。元気を持て余してもやることは配信環境下の説明会の参加くらいしかないのでそれに備える。

昨日の日記を書いたあとに観たアニメ『デカダンス』が自分のストライクゾーンにモロに刺さる。人類が9割滅んだ世界で、人類の生活拠点が移動要塞デカダンスになったあとの世界が舞台。訳のわからないスケールの敵を無重力アクションでなぎ倒しながら、敵のエネルギーを自分のエネルギーに変えてバトルバトルバトル!謎のナイスミドルが無双無双無双!ラストに主題歌流しながらメッカメカギミック満載のデカダンスの最終兵器、『デカダンスキャノン』をぶちかます!全日本男子の「こういうのが好きなんやろ?」を余すことなく詰め込んだギミックと、絶妙に埃っぽい世界観と日常描写に一気に持っていかれた。一話だけで3回リピートしてしまっている。こんなに次の話が楽しみなアニメって久々に出会ったな。

細かいところだけど、主人公が幼少時代に腕を損傷してしまい、突撃部隊のような場所に入隊希望を出したのだが入隊を認められなかったときに担当の先生から言われた言葉が印象的だった。

「入隊を断られたのではなく、入隊許可書が届かなかっただけだ」

こんな言葉遊びみたいなセリフでも、主人公は渋々妥協して別のキャリアを歩み始めるキッカケになるのだけど、自分にもこういうマインドが必要なように思えた。

「不採用になったのではなく、内定通知書が届かなかっただけだ」

自分が欲しいのはこういう言葉だったのかもしれない。デカダンスをモチベに夏を乗り切ることを決意。

説明会の3分前までデカダンスを視聴。カメラ関係の企業の説明会に参加したと思ったら、募集していたのは新規事業のソフトバンクショップの店員さんでしたってオチ。猛烈に騙されたような気がして説明会を途中でエスケープ。就職活動のためにほっぽり出した講義に戻る。講義を生徒に邪魔された教授の眉間に血管が走ってるのがカメラにアップになっていて恐ろしかった。

昔関わっていたサークルのコミュニティにいる女子学生が、ボランティア先で収穫したがコロナの影響で出荷する場所が無くなった売れ残りのじゃがいもをTwitterで善行めいた言葉で売り払っているのを見かける。始めはコロナで売れ残りを出してしまった生産者側が販売努力を怠ったまま収穫を行ってどうにかしようとしている部分に首を傾げていたが、そのボランティアめいた宣伝文句と共に掲載されていたジャガイモの価格を見て一気に違和感の方向性がその学生の方にシフトチェンジした。

売れ残りをどうにかしたいって名目で泣きついている割に、芋のブランドも指定ができないキロ単位売りで、1個1000円から。受注は3kgから。…どう考えてもイベント価格。この学生にマージンが入る前提の価格設定であることが明らかであった。普通にジャガイモの仲介で金稼いでるならまぁ普通に許せるんだけど、ボランティアの名目でちゃっかり自分の利益を出しつつクリーンなイメージ保とうとしているのが薄ら寒い。

若い女の身体の資本価値ってすごいから、そういうふうなカラクリを分かっていても目を瞑ってカネを出してしまう、落とすべき肉欲を落とすタイミングを失った盛り遅れジジイたちがありがたがってポンポンお金だしてそれでビジネスが成立しちゃう様子も、見たくないのに見えてしまう。こういう茶番みたいなビジネスってカネを出す人がいなくならない限りは絶対に無くならないのを自分は知っている。だからこういう善行のフリした濡れ手で泡なパフォーマンス営業してしまう女子大学生と同じくらいに、この小顧客になってしまう悪い意味で脂の乗った恋愛市場の弱者男性にも侮蔑の感情を抱く必要があるはず。