いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

思う存分に口呼吸がしたい 2020/06/29

あんだけガタガタだった週末の生活リズムも、iPhoneのアラーム一つで強引になんとかなるものだな。しっかり定時起床。一週間が始まるし、なんならもうすぐ7月も始まる。来年の新生活の兆しは、一向に見えていない。

一日のスケジュールががっちり固定されていると、あっという間に一日が終わる気がする。講義にふんわりと参加して、講義資料の動画ファイルが壊れて授業にならなかったが開き直ってる講師を見ながら出席確認。明後日の試験レポート、準備が半分くらいしか終わっていないのでそっちに注力してたほうが有意義であったかも。

晴れてるのにマスク!は窪塚洋介、クソ暑いのにマスク!は俺。いやみんなか。元から口呼吸が定着してしまっている身分としては多分常人以上にマスクがキツい。湿度とムレで完全に口周りの肌がやられてしまっているのを痛感している。早く思う存分に口呼吸ができるようになる日が来て欲しい。それをただただ願うばかり。

日銭を稼ぎに池袋。改札前にツイステなる乙女ゲームの広告が展示。それを撮影したがるオタクちゃんたちがうようよ。ああいうドデカポスターを撮影したいがためにわざわざ足を運ぶ人もいるらしいが、あれって誰か一人が撮ったキレイな写真をみんなで共有すればいいのでは?わざわざ個別に撮影する必要があるのか?。ましてや公式がそのイラストをオンラインで投稿してくれているならその画像を自分のスマホのカメラロールに保存すれば完結することなのに、ほんとに無駄なことするの好きよね。自分でわざわざ労力かけて、大したクオリティでもない写真を撮影しようとしてるやつ、アレは本当に理解できないわ。どうせこうやってたくさんポスターに人が群がるんだったら、すっごい僻地に看板出してほしいわ。夕張とか。そうやって写真撮りたいひとたちは意地でも行くでしょ。地域活性にもなって一石二鳥じゃん。とか思っちゃった。

こうやって、いろんなコンテンツの消費の仕方に文句をたれているのが常になりつつあるけれど、自分が何かを自分の意思で好きになって、熱心に行動したことってほとんどなかったりするよな。と思い直す。今聴いている音楽も、友達の受け売りだし、追っかけてる芸能人もTwitterに流れてきたものに惹かれただけ。自分でディグることをサボっている人生。唯一自分だけで好きだと思えたのって橋本愛さんだけかもしれないな。橋本愛さんが俺の世界を広げているのかも。そう考えるとなんだか受け売りばっかりの趣味嗜好も愛くるしく思えてくる。

こんな人間だから、真に何かを必死に追っかけて、何かに盲目に熱中できる人が羨ましいし、妬ましいのかもしれない。彼らの「盲目」は自分が目指してなれなかったものでもある。あーー。これから先に何かに熱中できることってあるのだろうか。それがないと多分この先今以上に充実感を感じることは難しくなるんだろうな。借り物まみれの価値観の借り物人生。借り物でも目一杯に自信を持って掲げたらそれは強引に自分のものにできるのかな。

バイト先に到着。今日からコロナ対策のアピールとして、お客さん全員の検温を実施するらしい。用意されていた中国製の検温器はイチローばりの打率でしか正確に検温できないようなクオリティのもので、まぁ要するに世間に対する企業のパフォーマンスといったところ。現場と経営陣がかけ離れてしまうとこうなっちゃうんだろうな。普段のオペレーションに検温が加わったことでてんやわんやだった。そのせいか社員さんもすこし機嫌が悪いようで、踏んだり蹴ったりな5時間だった。

そんなボロ雑巾みたいな日を過ごした後、またあのツイステの看板を撮影するオタクちゃん達の横を通過。あまりに治安が終わっていたようで、昼間にはいなかった警備員が配置されていた。治安の悪いオタクによって回る経済も場所によってはあるんだな。すまん、少し泣く。