いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

人のふり見て我がふりを忘れよう 2020/06/26

もう寝ようと思えば一生寝れる気がした。一時間ごとに時計を見ながら目をつぶり、携帯を眺め、ログインボーナスみたいなものを消化しつつ、暑さにじっと耐えた。じりじりとした暑さ、というよりはカンカン照りだったな。「カンカン照り」みたいに「ザアザア降り」みたいに気候を効果音で表現しようとしたひとは素晴らしいと思う。絶妙なフィット感というか納得できる何かがある。今流行ってる「ぴえん」とかもそうやって自然に馴染んでいくものなのかな。造語に大事なのってフィット感だよな。そういう造語を作りまくって流行らせたいという微かな自分の中の欲に気がついた。

そろそろ企業も対面での面接を普通に提案してくるようになってきた。オンライン面接では考えられない、面接時間二時間前からの移動。電車って乗ってるだけで体力が吸われていくような感覚して最悪。換気重視で全然冷房も効いてないし。案の定早めに面接会場の最寄りについてしまい、時間をつぶすために適当にプロントに入る。久々に人が淹れたコーヒーを飲む。まぁアイスだし作り置きだけど。プロントであろうが店舗で飲むってだけでコーヒーの味はかなり変わるような気もした。

久々に喫茶店で過ごした40分間。窓際に座って色んな人を眺めた。都内の私立中学校の夏服はアメリカンスクールみたいなポロシャツで、なんか日本にいると悪目立ちしてるよな〜とか、喫茶店の中にある一つのトイレで連れションするおじさんサラリーマンかわいいよな〜〜とか、昼営業のプロントのカウンター席にわざわざ座ってる人ってめちゃ物好きだよな〜とか。集中力が散漫としているので、そういう何気ない人の何気ない仕草とかをぼや〜と考えてる時間が一番ストレスから逃れられる。人間観察とまではいかない、自分を忘れるための時間。人のふり見て我がふりを忘れよう。

おじさんたちの連れションが終わり、自分もトイレを済ませようと離席。自分の席に戻ろうとしたら真後ろの席に2年前に告白して振られた人に激似な女の人がいて、正直かなり動揺した。

本当に本人だったらどうしよう。こんな時期外れなリクルートスーツに身を包んでいる今の自分を絶対に見せたくなかったが、偶然会えたのだとしたら、なんいう偶然。口にするのもためらうが、運命と言っても良いくらいのものなのではないか。15分後に控えた面接に関してのアレコレが一瞬にして吹き飛び、どうにかこの感情にかたを付ける方法を模索した。幸いに自分が飲んでいたアイスコーヒーのカップの返却口が、後ろの激似女性の顔を目視できる場所にあったので、返却ついでに再度確認。マスクで隠れていた口元が見えて、無事に別人であったことを確認。とりあえず本人でなくてよかった。駄目になった恋愛思い出す時間ほど不毛なものはないし。なんか普段以上にスッキリして面接会場に向かった。

面接自体はかなりフランクでスムーズに進んだ。好感触っちゃ好感触。志望度が低い面接ほどうまくいくの本当にどうにかしたい。口先八丁で生きてる人間だからしょうがないのかな。SPI検査を会場で行った後に、自宅でその延長戦みたいなものをさせられたのは流石に意味がわからなかったが、まぁ今日はそういう日だったのだろう。週3くらいのペースでSPIをやらされている。せめて一回でまとめさせてくれー、頼むから。

昨日あれだけ息巻いていた梅酒づくり。第一の関門として、梅がどこを探しても売っていない。もうシーズンが終わってしまったのだろうか。楽天市場にはまだ在庫はあるが、送料が4桁かかるのはどうも納得行かずに手を出せていない。このままウジウジsてても梅酒はできないのに。俺は満足に梅酒も作れないのか。

毎日何かしら映像作品見てたけど今日は時間なかったなー。グレートプリテンダーっていう詐欺師のアニメをじわじわ見てる。コミカルなバナナフィッシュ観あって良い。電車の中で見るのに丁度いいかも。妙にスタイリッシュで画面を覗かれても恥ずかしくないし。もっとたくさんエンタメエンタメする時間が欲しいな。就活が本当にノイズ。

www.netflix.com