いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

日本で一番読まれてるメルマガ編集の方のありがたい話まとめ(私用)

多分、このサイト内で一番有益で中身の詰まったものかもしれないこれ。脱いちごのヘタ。

最近所属したコミュニティ内で表題のような方からの「企画、編集について」さらっと喋って頂いて、自分の企画に目を通してもらうっていうそれはそれはありがたい機会をいただけた。

※お話していただいた方からこの内容を公開してよいのかどうか、聞きそびれてしまったので名前は伏せておく。ともかくお話聞けるだけですごい人のお話のメモってことだけ。

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先出しのリリー・フランキーさん。 

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大項目:企画について 2018/06/25

○ターゲットを絞りましょう。

数字を取ったら偉い出版業界、自分の企画がいくら尖っていてもそれが閲覧されて読者に伝わらなければ意味がない。

ならどうするか?その企画を面白い!と感じてもらえるターゲットを絞り込むのだ。

ターゲットは広ければ広いほどに人数は増えるが、その分企画自体にまとまりがつかなくなって、構成のピントがずれたまま、まとまりがつくことがない。ターゲットは絞れば絞るほど、企画の構成が楽になり、よりピントのあったコンテンツを届けることができる。

企画を練るときにありがちなのが、やはりどうしても自分の主観、ブームなどが影響してきて「自分”だけ”がおもしろい企画」になることだ。ターゲットの皆が皆自分と同じ価値観ならそれはそれで素晴らしいものだが、世の中そううまくいかない。その企画は「おもしろいと思われたい人がおもしろいと思うか」が重要なのである。

それに必要なのは”企画、構成の客観視”であり、その方法として最も適しているのは雑談。対話のなかで企画案をぶつけることにより、その企画がもっとターゲットに適したものに変形したり、ときには思わぬ進化を遂げることもある。

もう一個忘れてはいけないのは、「関心を持ってもらう」こと。人間ってそもそも何に感心もつの?っていう話になるけどそれは本当に欲望に忠実で、「異性」「食事」「金」がいつになってもずっと三すくみ。別のアプローチの仕方だと「効率」「お得」とか。ただそれだけだとコンテンツとしての輝き、面白みがなくなるのでそこに「バカ」と「数字」を掛け合わせる。

だれもがやろうとは思わないようなバカらしいこと、それを僕らがやってみたら誰だって気になるもの。

 

○数字の使い方、意味

数字が一番輝く場所は”タイトル”。

数字は人に親近感やとっかかりを与えてくれる。

ex)高収入!っていう書き方より年収1000万円!のほうが想像しやすかったり、一斉アンケート!っていうワードに都民1000人に聞いた!とつけるだけでだいぶ親近感も出てきて規模感も伝わりやすい。

数字が生んだ親近感、とっかかりはユーザーにその企画を自分ごと化させやすくなる。自分ごと化して企画に触れて貰えればもっとコンテンツ自体に共感を得てもらえる。

 ex)一億躁うつ病

→対象を一億人というバカでかいものにすることによって「もしかしたら自分もこのコンテンツに当てはまっているのかも」と思わせ、タイトルから気を惹かせる。

”タイトルから気を惹かせる”のもうひとつの形として、結論先行のタイトル。というのもある。ブログとかのタイトルでよくみるのがそれ。

  

○企画を彩る大事なマインド

 

こっからは文章のことになっちゃうけどあしからず。

構成がどんなにきれいでもそれに沿うだけの文章では味気ない。ホラーマンみたいなもの。骨しかない。肉付けこそが書いた人の味が出せる部分。

その中で最も即戦力になるスキルが比喩。 文章を読んでその人の脳内に映像を作り出せればこっちの勝ち。しかもそれをスムーズに読み手にさせられれば万々歳。読み手を完全にこちらの世界の住人にできる。

芸能人で上手い人として紹介されたのがみうらじゅんとか、リリー・フランキーリリー・フランキーさんは特にシモネタ関連の比喩が特段上手らしい。

ex)息をつかずに愛撫に励む様子を「バサロ泳法」と称してみたりとか。五輪シーズンの出来事だったからよりタイムリーでツボだった。

 

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ここからもかなりありがたいお話が続くのだが、雑談の中に含まれたキーワードが多いためその雑談を文字おこしする作業が少し億劫であるので、macのメモ帳に箇条書きで収めたままに終わりにしたい。

こういう自分の聞いた話とかまとめる作業もいい感じで脳内整理されていいかもしれない。まぁ整理するほど脳内にモノ詰まってないのですが。最近発売されてるセブン限定の中本汁麻辛麺のほうがまだ具だくさんだと思う。アレほんとにオススメです。

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