いちごのヘタ

頭の中にいれておいてもしょうがないこと

トリビアの泉から抜け出せない 2020/09/17

朝。何をするでもなく早く起きる。面接が終わってさっぱりする夢を見て、その開放感を味わおうとして夢の中で背伸びをしたら夢から覚めたパターン。目覚めても面接は終わっていなかった。緊張の糸が、じわじわと張り巡らされている状況。これ嫌だなー。

贔屓にしていた動画クリエイターがこぞって新作をアップしていた。それに全て目を通していたら一気に午前中が溶けた。コカ・コーラを自宅で完全に再現しようとする動画。そのクリエイターのクオリティの高い自由研究のようなスタイルの動画が大好きだ。手間と金をかけて馬鹿なことをやる。トリビアの泉からそういったことに心を奪われ続けていて、そこから脱出できていない。

昼飯はナポリタン。ゴーヤを入れてやろうと思ったが、流石に躊躇。ケチャップとゴーヤが混じり合う様子が全く想像できなかった。味の決め手になる隠し味の牛乳を具材に注ぎ入れるタイミングで愛犬が突然吠えだして、手元が滑ってしまう。結果として、いつもよりもクリーミィなナポリタンができた。まずくはないがコレジャナイ感は否めない。

面接の時間が刻一刻と近づいてくる。普通の面接でも人並みに緊張はするが、今回は先輩に推薦してもらった企業。先輩の名前も背負っていることになるので緊張度合いも2乗されている。オンライン面接特有の、時間が近づいていくにつれて緊張度合いが高まっていくのに、自分の所在地は緊張とは対局の場所である自室から動かない状況。なんだか熱中症のときに起きた脱水症状のときの体のような状況と似ている。耐えられないほど暑いはずなのに、寒気がするようなそんな感覚。肌感で感じられる緊張感が皆無な分、対面の面接よりも下手を打てばやりにくいように感じられてしまう。あべこべな緊張に挟まれながら、同い年の人事担当が行う面接に臨んだ。

経験が浅い人事担当者、自分の理解できない領域の話をされたときには「そっか」「そうなんですね」で流す。みたいなマニュアルがあったりするのだろうか。その2つのワードが多用されやすい傾向にあると思う。そういう中での面接は暖簾に腕押し、といった感触を覚えてしまい不完全燃焼で終わってしまいそうになる。思わずグーグルで「人事 そっか 多用」とか検索をかけてみたが、一切それっぽいことは引っかかることはなかった。無念。

そんな細かい不安は、約3時間後に解消された。次回選考の連絡。そして、次回選考は自分を紹介してくれた先輩との面接。まさかあの先輩と同じ会社で働く日が来るなんて。感慨深くなって鼻頭が熱くなりながらラインを返していたが、まだ入社もしているわけではない。頑張らなくては。先輩の名前も背負う勢いで、新しい環境。うかうかしてられないな。頑張る方向が定まったらすぐにアクセル全開で踏み抜いていきたい。まずは9割受かる面接の準備。1割の可能性を一切合切削除していきたい。

ゴーヤを食べきる運動。ツナとコーンとゴーヤをマヨネーズで和えたサラダを作ってみた。比較的食べやすい仕上がりになったと思ったが、自宅のゴーヤ嫌いからは不評。うーん、舌が元々幼い人らということもあるが、やはり食べてもらえないのはゴーヤが不憫。もっと苦味をごまかす調理をしないといけないようだ。

妹が京アニ制作の映画を見に行くことを自慢し、自分は芸能関連の進路が決まりそうなことを自慢した。どちらも母には欠片も刺さっていないようで、しかも双方に理解がないのでギスギスしてしまった。なんでうちはこうも頭でっかちばかりなのか。芸能関係を「水商売のような仕事」と称するのだけは絶対にやめてほしい。これで飯を食うと決めている多くの人間に失礼だ。何で金を稼ぐかと、何に金を使うかは、いくら家族であっても文句をつけてはほしくない領域。文句を言われないように、自分の自力で黙らせるしかないな。うん。